ニュースリリース

大阪堺データセンター1月稼働開始

~AIデータセンターを通じて日本の産業競争力強化に貢献~

KDDI株式会社

KDDIは2026年1月下旬から、NVIDIA GB200 NVL72を始めとする最新世代AIサーバーを搭載した「大阪堺データセンター」(以下 本AIデータセンター)の稼働を開始します。

2025年4月に取得したシャープ堺工場跡地において、大規模な電力・冷却設備を再利用し、KDDI Telehouse渋谷データセンターで培った水冷技術の知見、KDDIが30年以上にわたり蓄積してきたデータセンター構築の知見を生かし、短期間でのデータセンター構築を可能とします。
今後は、AIの学習や推論に最適化された多様なAIサーバーを順次稼働させ、最先端のAIサービスを提供していく予定です。

本AIデータセンターは、法人のお客さまへGPUを提供するほか(該当項目へジャンプします注1)、Google の高性能な生成AIモデル「Gemini」のオンプレミスサービスなどパートナーとの協業を通じたAIサービス開発・提供に活用します(該当項目へジャンプします注2)。

<本AIデータセンターのイメージ>

■本AIデータセンターについて

1. 特長

(1)高度な計算能力と冷却技術

従来の空冷方式に加えて水冷方式の一種である直接液体冷却を導入し、NVIDIA GB200 NVL72を始めとした計算能力が高いAIサーバーを稼働しています。また、KDDI Telehouse 渋谷データセンターでの検証で確立した水冷方式に特化した設備設計・運用に関するガイドライン(該当項目へジャンプします注3)により、安定して高度な計算能力を提供することが可能です。

(2)ソブリン性の確保

日本国内で運用するAIデータセンターとしてソブリン性を確保します。これにより、監視カメラの映像や企業の秘匿情報などの機密性の高いデータも安心して保管し、学習・推論に活用することが可能です。

(3)広帯域・高品質なネットワーク

KDDIの広帯域インターネットと全国のデータセンター、そしてこれらとシームレスに接続可能な高品質なモバイルネットワークを一体的に運用することで、多様なデータを本AIデータセンターに集約し、高度な学習・推論を可能にします。

2. 概要

建物規模地上4階
延床面積約57,000m2
環境配慮再生可能エネルギー由来の電力を100%利用
特長工場の跡地を有効活用し、最新GPUの性能を最大限に引き出し安定的に稼働させるための電力供給や水冷技術を実現。

(参考)

■「KDDI SUMMIT 2025」講演について

本AIデータセンター・本サービスに関する講演および展示を、2025年10月28日と10月29日の2日間開催されるKDDIグループ最大級のビジネスイベント「KDDI SUMMIT 2025」をTAKANAWA GATEWAY Convention Center会場で実施します。ご参加には事前の参加登録(無料)が必要となりますので、「KDDI SUMMIT 2025」特設サイトからご登録ください。

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