~AIデータセンターへの水冷技術導入を促進し、省エネに貢献~
KDDI株式会社
KDDIは2025年6月16日、東京都の「データセンター高効率化実装促進事業」(以下 本事業)において、モデル事業実施者として採択され、本事業に関する協定を東京都と締結しました(注1)。本事業への採択により、KDDI Telehouse渋谷データセンターで進めている水冷技術の導入検証および冷却性能の向上に向けた取り組み(
注2)を加速させるとともに、「Telehouse TOKYO Tama 5-2nd」(
注3)をはじめとする都内データセンターへの水冷技術の導入を促進することで、東京都が掲げる省エネルギー対策への貢献を目指します。また、本事業で得た知見を活用し、2025年度中の本格稼働を予定しているAIデータセンター(
注4)の環境負荷低減にも取り組んでいきます。
なお本事業は、AIなどの普及に伴う電力需要の増加を見据え、データセンターにおけるエネルギー利用の効率化を促進し、省エネルギーなどに資する先駆的な技術・サービスのモデル構築を支援することを目的に実施されます。
■背景
- AIの急速な普及に伴い各地でデータセンターの建設が進む一方で、高度な計算処理や大量のデータ処理に対応するため、電力消費量の増加が大きな課題となっています。持続可能な社会の実現に向けては、データセンターの省エネルギー化やエネルギー効率の向上がますます重要となっており、環境負荷低減に向けた取り組みが求められています。
- KDDIは2025年4月に、新しい冷却技術の確立と高効率な電源設備の開発・技術検証をパートナー企業と共同で行う場として、KDDI Telehouse渋谷データセンター内にデータセンター技術の検証環境を開設しました。この検証環境では、高性能化により高発熱化が進むGPUサーバーの熱を効率的かつ低消費電力で取り除くことができる水冷技術を導入し、設備設計や運用方法の確立、冷却効率の向上のための技術検証に取り組んでいます。
KDDIは今後も、データセンターの高効率化に向けた先進的な技術開発に取り組み、AI時代の省エネルギー技術確立を進め、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
- ※この記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。
商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。