~脱炭素社会の実現のため、新たな環境目標を設定~
KDDI株式会社
KDDIは2024年5月9日、脱炭素社会の実現を加速させるため、KDDIグループ(注1)として2040年度末までにネットゼロ達成を目指す目標を含む4つの環境目標を策定しました(以下 新目標)。
新目標は、KDDIが2022年4月に発表した宣言(注2)を改定したものです。
環境目標(注3) | 目標年度 | 内容 | (参考) これまでの宣言内容 | |
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1 | KDDIグループネットゼロ達成 | 2040年度 | KDDIの事業活動に関わる排出(Scope1(注4)およびScope2(注5))に加え、Scope3(注6)を含むサプライチェーン全体からのCO2排出量を実質ゼロにする「ネットゼロ」を達成。 | (新設) |
2 | KDDIグループカーボンニュートラル達成 | 2030年度 | KDDIグループのカーボンニュートラル目標年度を20年前倒して達成。 | 2050年度末までに達成。 |
3 | KDDI追加性(注7)再生可能エネルギー比率50%以上 | 2030年度 | KDDIが消費する電力に占める、追加性のある再生可能エネルギーの比率50%以上を達成。 | (新設) |
4 | Telehouseのデータセンターが使用する電力の100%を再生可能エネルギー由来の電力に切り替え | 2025年度 | KDDIグループがTelehouseブランドで展開している全世界のデータセンターに関して、目標を「使用電力の100%を再生可能エネルギー由来の電力に切り替える」と再定義し、目標年度を1年前倒して達成。 | 2026年度末までにCO2排出量実質ゼロを達成。 |
新目標の達成に向けて、auリニューアブルエナジーが提供する太陽光発電による再生可能エネルギーの利用などを強化します。また、KDDIグループが保有する事業・アセットを活用し、パートナー企業と連携することにより、お客さまや社会全体のネットゼロ実現への貢献を目指していきます。
■背景
- これまで日本では「温室効果ガスを2030年度までに2013年度比46%減にする」という目標を掲げ、各企業が取り組みを進めてきました。一方で2023年11月から12月に開催されたCOP28では、パリ協定で各国が提出した2030年までの削減目標に対する進捗確認が実施され、2035年に向けてさらなる目標引き上げが必要であると認識されました。
- KDDIは2022年4月に、KDDI単体では2030年度までに、KDDIグループ全体では2050年度までにカーボンニュートラルを目指すと発表しました。この達成に向けて、省エネ施策や再生可能エネルギー活用など、積極的に気候変動対策に取り組んできました。
- 今回、世界的な環境意識のさらなる高まりを受けて、脱炭素社会の実現に向けた取り組みをよりいっそう加速すべく、新たな環境目標を設定しました。
KDDIグループは、かけがえのない地球を次の世代に引き継ぐことができるよう、地球環境保護を推進することがグローバル企業としての重要な責務であると捉え、豊かな地球を未来につなぐための取り組みを続けていきます。
KDDIグループのCO2排出量削減に向けた取り組みについては別紙をご参照ください。
<別紙>
■KDDIグループのCO2排出量削減に向けた主な取り組み
1. 通信設備の取り組み
2. オフィスの取り組み
3. 追加性のある再生可能エネルギー調達の取り組み
4. Scope3削減に向けた取り組み
5. バリューチェーンを超えた脱炭素社会への貢献
- 注1)KDDI本体および連結子会社を対象とします。
- 注2)2022年4月7日ニュースリリース
CO2排出量実質ゼロを2030年度へ前倒し
~データセンターは2026年度にCO2排出量実質ゼロ~ - 注3)各目標の定義については、ウェブサイトをご参照ください。
- 注4)事業者自らによる温室効果ガスの直接排出。
- 注5)他者から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出。
- 注6)Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他者の排出)。
- 注7)企業自身が太陽光発電設備などを新たに導入することで、社会全体の再生可能エネルギー導入量増加につながる効果を持つこと。
- ※この記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。
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