~太陽光パネルとCO2排出量実質ゼロプランで、カーボンニュートラルを実現~
KDDI株式会社
auエネルギー&ライフ株式会社
KDDIとauエネルギー&ライフは2023年5月31日から、カーボンニュートラルの実現に向け、CO2排出量実質ゼロの「サステナブル基地局」(注1)を運用開始しました。
「サステナブル基地局」は、太陽光発電で自律的に電源を確保します。晴天の日中であれば、1局の基地局運用に必要な電力すべてを供給することが可能です。また、夜間などはauエネルギー&ライフが提供するCO2排出量実質ゼロとなるカーボンフリープラン(注2)による電力供給に自動で切り替わることで、24時間365日CO2排出量実質ゼロを実現します。
<サステナブル基地局>
■背景
- KDDIは、電力などのエネルギー消費を通じて年間約100万トンのCO2を排出しており、これは一般家庭の約40万世帯分に相当します。そのうちの98%が携帯電話基地局/通信局舎/データセンターで使用する電気に起因しており、5Gの普及と通信量の増大によりさらなる増加が想定され、CO2削減への取り組みが一層重要になっています。
- KDDIは、深夜などお客さまの通信量が少ない時間帯に、基地局を一部スリープすることで電力使用量を最大30%削減しています。また、7通信局舎の購入電力を各地域電力会社のカーボンフリープランへ切り替える(注3)など、通信設備におけるカーボンニュートラルの取り組みを行っています。
今回、「サステナブル基地局」を運用開始することで、カーボンニュートラルへの取り組みを加速します。
■「サステナブル基地局」の特長
- 基地局周辺に太陽光発電パネルを設置し発電することで、基地局から電波を発射する際の電力に活用します。災害などで商用電源の供給が滞った場合も、太陽光パネルで発電した電力を活用し、非常用電源の蓄電池を長持ちさせることで、通信が途絶えにくくなります。
- 気象状況などにより太陽光発電パネルの一部に影がかかる場合は、太陽光発電による電力とカーボンフリープランの電力を組みあわせて運用します(注4)。太陽光発電ができない夜間や悪天候時には、CO2排出量実質ゼロとなるカーボンフリープランの電力を活用します。
今後も両社は、太陽光発電以外の再生可能エネルギーを活用した基地局運用を検討するほか、既設の基地局を切り替えていくなど、「サステナブル基地局」を拡大していきます。2030年度までにKDDI単体の事業活動におけるCO2排出実質ゼロを目指していきます。
(参考)KDDIのCO2排出量削減に向けた取り組み
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