PINGアパレルのゴルフウェアを着た「高精細XRマネキン」が接客

KDDI株式会社

～複数のコーディネートを瞬時に切り替え、バーチャルタレントによる商品PRも実現～

KDDIは2023年3月10日から3月12日まで開催される「第57回ジャパンゴルフフェア2023」において、株式会社TSI (本社: 東京都港区、代表取締役社長: 下地毅、以下 TSI) のブランド「PINGアパレル」のゴルフウェアを着せた「高精細XRマネキン」の展示を行います (以下本展示)。
本展示は、KDDIが2022年5月に発表した「高精細XRマネキン」(注1) と実際のアパレルブランドとのコラボレーションです。
本展示のコーディネートは、 Google Cloud のクラウドレンダリング技術によってサイネージの端末処理では難しい揺れやしわを高精細に表現し、タッチ操作でさまざまな視点から確認できます。また、サイネージに映るバーチャルヒューマンがお客さまに対して呼びかけや操作説明をおこない、複数のコーディネートを瞬時に着替えて披露するなど、インタラクティブな接客を実現します。
さらに、今回はクリエイティブプロダクションTHINKR inc.のバーチャルシンガー「te'resa」にもゴルフウェアを着せます。すでにVtuberとして活躍しているバーチャルタレントと商品のそれぞれの魅力を相乗させた効果的なPRを実施します。

<ゴルフウェアを着た高精細XRマネキン>

■背景・狙い

アパレル店舗では、お客さまのニーズに応えるためさまざまなサイズ・色の在庫を取り揃えており、余剰在庫が発生するケースがあります。一方スペースが狭い店舗では、全ての商品を置けず、お客さまにその場で商品の提案ができないことによる販売機会のロスにつながるケースがあります。
また店舗接客では、慢性的な人手不足が課題となっています。サイネージでの商品提案はこれまでもありましたが、お客さまによる能動的な画面操作まで至らず、結局店舗スタッフによる案内が必要なケースも多く発生しています。

KDDIは、本展示を通じて店舗販売におけるDXを実践し、店舗の抱える課題解決につながるか検証します。在庫がなくてもあらゆる場所で商品提案ができ、余剰在庫を削減した環境に配慮したモノづくりを実現しながら、新たな販路創出につなげます。

■本展示の特長

(1)
コーディネートや商品の高精細なイメージ確認
本展示のコーディネートは、クラウドレンダリング技術によってサイネージの端末処理では難しい高精細なしわや揺れの表現を可能とし、タッチ操作でさまざまな視点から確認できます。 Google Cloud のクラウドストリーミングサービス「 Immersive Stream for XR 」(注2) を活用することで実現しています。
また、コーディネートの各商品の情報や複数視点からの高精細なイメージが確認でき、QRコードを表示してECサイトの商品ページに送客できます。
なお、今回の取り組みはKDDIが2023年3月7日に発表した Google Cloud との「 Immersive Stream for XR 」を活用したユースケース創出の一環です (注3)。
(2)
店舗サイネージを活用したインタラクティブな接客
サイネージに映るバーチャルヒューマンがお客さまに対して呼びかけや操作説明をおこない、複数のコーディネートを瞬時に着替えて披露します。お客さまがサイネージに触れるきっかけをバーチャルヒューマンから作り、お客さま自身で画面操作ができるように誘導します。
今後、AIによるバーチャルヒューマンとの対話や商品のレコメンドを可能にし、お客さまに寄り添った接客ができる新たな人材としての活用を目指します。
<ゴルフウェアを着た高精細XRマネキンによる接客イメージ>
(3)
バーチャルタレントを活用した商品PR
te'resaのようにすでに活躍しているバーチャルタレントに商品を着せ、見た目のクオリティを落とさず、サイネージの大画面で世界観を表現できます。
今後バーチャルタレントがライブパフォーマンスを行なう際にアパレル商品を着用して登場するなど、エンターテインメントとアパレルの要素を掛け合わせた新たなビジネスシーンの創出につなげます。
<ゴルフウェアを着たTHINKR inc.のバーチャルシンガーte'resa>