5G（Sub6）の2周波数に対応したMassive MIMO対応の可搬型基地局を日本三大祭り「天神祭」で初導入

～設置が容易な基地局で通信品質強化、2周波数で従来比最大2倍のお客さまが接続可能～

KDDI株式会社

KDDIは、2025年7月24日・25日に大阪天満宮で開催される日本三大祭り「天神祭」において、5G（Sub6）の2つの周波数（3.7GHz帯／4.0GHz帯）に対応した無線装置「Dual Band Massive MIMO Unit（DB-MMU）」を搭載した可搬型基地局（以下本基地局）を、イベント時の通信品質強化の対策として初めて導入しました。
通常の無線装置は周波数帯ごとに装置の設置が必要ですが、DB-MMUは2つの周波数を同時に利用できます。1つの周波数のみに対応した従来装置と比較し、最大2倍のお客さまが接続できるようになります。本基地局は、可搬型であるため建物などに容易に設置でき、一時的に人が増えるようなイベントでの通信品質強化が可能です。

KDDIは今後も5Gの高度化技術の拡大や、日常やイベント開催時の通信品質改善に取り組み、お客さまにNo.1の通信品質を提供していきます。

■DB-MMUの特長

1つの無線装置でSub6の2つの周波数（3.7GHz帯／4.0GHz帯）を同時に利用できます。1つの周波数のみに対応した従来のMMUと比較し、最大2倍のお客さまが接続できます。
可搬型であるため、建物などに容易に設置可能です。また、従来のMMUと比較して小型軽量（サイズ約2割・重量約4割の削減）です。
多数のアンテナ素子を利用したMMUのビームフォーミング技術の適用により、お客さまが利用する場所に電波を効率的に届けることが可能です。また、同時に複数のお客さまの通信を収容するMulti-User MIMO（注）を活用して高密度な通信を実現します。

■設置場所（「天神祭」におけるDB-MMU搭載の可搬型基地局）

大阪市都島区中野町4丁目付近
大阪市都島区綱島町付近

（参考）

■auエリア展開の取り組み

KDDIは、お客さまの日常をつなぐため、鉄道路線や商業地域など生活動線のエリア整備を積極的に行っています。また、お客さまの非日常をつなぐため、光回線を敷設しづらい山間部や野外イベントでは、車載型・可搬型基地局やStarlinkを活用した通信対策を実施しています。混雑するイベントなどでより快適に5G通信を利用できる「au 5G Fast Lane新規ウィンドウで開く」も提供しています。さらに、日本全土にauエリアを拡張するべく、衛星とスマートフォンの直接通信サービス「au Starlink Direct新規ウィンドウで開く」を提供しています。これにより、「日常がつながる」「非日常がつながる」「空が見えればどこでもつながる」体験を提供します。