~ペロブスカイト太陽電池を基地局で活用した実証実験が評価~
KDDI株式会社
KDDIは2025年3月4日、「ペロブスカイト太陽電池を基地局で活用した実証実験を実施」の取り組み(以下 本取り組み)について、「第33回地球環境大賞 総務大臣賞」を受賞しました。


地球環境大賞は、1992年、「産業の発展と地球環境との共生」を目指して創設されました。企業、行政、市民が一体となった顕彰制度で、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン、名誉総裁・秋篠宮皇嗣殿下)の特別協力を得ています。
地球温暖化の防止、循環型社会の実現に寄与する新技術・新製品の開発、環境保全活動・事業の促進、持続可能な社会システムの探求、地球環境に対する保全意識の一段の向上を目的としています。国際連合が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」の理念とも一致した取り組みです。
本取り組みは、「薄い・軽い・曲げやすい」といった特長を有し、次世代の太陽電池として期待されるペロブスカイト太陽電池を、電柱型の基地局に設置し、太陽光発電の効率向上や有用性を検証する実証実験です。基地局に設置された円柱状の発電ポールにペロブスカイト太陽電池を巻き付けることで、限られた敷地面積の基地局でも太陽光発電が可能となります。これにより、CO2排出量の削減に貢献するほか、停電時には、既存の蓄電池とともにペロブスカイト太陽電池が稼働することで、基地局をより長く運用可能となり、通信ネットワークの強靭化にも貢献することが期待されています。
今回、環境保全への取り組み姿勢が高く評価され、受賞に至りました。
なお、本取り組みでは、KDDIが気候変動に挑む企業を支援するCVCファンド「KDDI Green Partners Fund」の出資先である株式会社エネコートテクノロジーズ(本社:京都府久御山町、代表取締役社長 執行役員CEO:加藤 尚哉)(注1)のペロブスカイト太陽電池を使用しています。
KDDIグループは、2040年度末までにネットゼロ達成(注2)を目指しています。今後も、パートナー企業の皆さまとともに、持続可能な地球環境保全に貢献していきます。
本取り組みの詳細は、以下のニュースリリースをご参照ください。
(参考)
KDDIの取り組みを発信するオウンドメディア「KDDIトビラ」でペロブスカイト型太陽電池を用いた実証実験についてご紹介しています。
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