~ソブリン性を確保した環境で、Google の高性能AI「Gemini」を利用可能~
KDDI株式会社
KDDIは2026年3月27日、実用的なデータ主権、広帯域・高品質なネットワークという特長を兼ね備えた大阪堺データセンターにおいて、Google の高性能生成AIモデル Gemini のオンプレミス版「Gemini on GDC(
注1)」(以下 本サービス)のトライアル提供を開始しました。
本サービスにより、お客さまは機密性の高いデータを国内に保管したまま、Gemini を活用した高度な分析やサービス開発などを推進できます。
今後KDDIは、本サービスの機能改善や、自社をはじめとするさまざまな場面でのユースケース創出を進め、2027年の商用提供開始を目指します。

■本サービスの概要
1. 特長
- ソブリン性を確保した大阪堺データセンターにおいて、Google の高性能な生成AIモデル Gemini による推論を実行できます。
- Gemini をAPI形式で提供するため、お客さまは自社でのAIモデルの構築・運用が不要です。
- Gemini を活用することにより、お客さまは自然言語で指示するだけで、データ分析や高度なコード生成といった推論を実行することが可能になります。さらに、テキスト・画像・音声といった複数の情報を組み合わせることも可能です。
2. 活用イメージ・具体事例
本サービスは、金融機関や医療機関、自治体など、データの取り扱いに関する厳格な法規制や業界ルールへの対応が必要なお客さまにも、ソブリン性を確保しながら Gemini を活用いただけます。
- (1)レガシーシステムからの移行AIツールの開発支援
株式会社大和総研(本社:東京都江東区、代表取締役社長:望月 篤)は、多くの企業が課題とする古いシステム(レガシーシステム)の最新化を目的とした、AIによるシステム移行ツール「Smartrans」を開発提供しています。このSmartransにおいて本サービスの活用を予定しています。(
注2)なお、本サービスに関する有効性の評価を実施し、適用に向けた検討を進めています。
Gemini のコード生成・理解能力を活用することで、従来のプログラミング言語で書かれたソースコードの解析や、最新言語への変換プロセスの効率化が期待されています。システム刷新では設計情報やソースコードなどの機密情報を取り扱う必要がありますが、本サービスを用いることで、これらの情報を国内で安全に管理しながら、AIによる解析や開発作業を進めることが可能となります。
<活用イメージ>
- (2)AIグラスを活用した業務可視化ソリューションの実証
KDDIは、小売店舗などにおける現場業務の改善や従業員の教育・研修の高度化を目的とした、AIグラスによる業務効率化ソリューションの実証において本サービスの有効性を確認しました。(
注3)
Gemini が備える、テキスト以外に画像や音声といった多様な形式の情報を分析できる機能により、映像に映る複雑な作業内容を理解し、改善点を抽出できます。店舗で撮影される映像には個人情報などが含まれる場合がありますが、本サービスを用いることで、データをクラウドに送信することなく国内で安全に解析できます。
<活用イメージ>
- (3)ネットワーク開発・構築の自動化・高度化
KDDIはネットワーク開発・構築の自動化・高度化に向け、AIを活用したマルチエージェントシステム(以下 本システム)の開発に本サービスの活用を予定しています。本システムは、自然言語による指示に基づき、複数のAIエージェントが協調して、設計から設定、テストに至る一連の工程を自律的に実行します。本サービスを用いることで、機密性の高いネットワーク情報をクラウドに持ち出すことなく安全に処理できるため、セキュアな環境下におけるネットワーク関連業務の自動化・高度化に寄与します。

<活用イメージ>
3. 問い合わせ先
本サービスの詳細や申し込み方法については、geosk-contact@kddi.comよりお問い合わせください。
- 注1)Gemini on Google Distributed Cloud の略称。
- 注2)
- 注3)
- ※Google Cloud および Google Cloud 製品・サービス名称は Google LLC の商標です。
- ※この記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。
商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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