~多摩地域、自治体職員の業務効率化と住民の利便性向上を両立~
KDDI株式会社
KDDIは2022年4月15日から、東京都多摩地域の自治体における学童クラブ入所申請(注1)・妊娠の届出(注2)・妊婦面談の受付業務のオンライン化支援(以下 本取り組み)を実施しています(注3)。2022年4月15日から2023年3月13日までの期間における本取り組みの効果を調査し、自治体職員の対象受付業務に掛かる時間を最大56%削減することに成功しました(注4)。
東京都羽村市では、学童クラブ入所申請に係る業務において、従来業務では48時間かかっていた作業が、本取り組みにより業務時間を27時間削減しました。
<本事業で実施したオンライン化のイメージ>
■背景
- 多摩地域の自治体においてはペーパーレス化などの業務効率化が十分に進んでいないことが課題となっています。例えば、住民が手書きで提出した紙の申請書に記載されている住民情報を、自治体職員がシステムへ再度手入力するなど、業務プロセスの重複が発生している場合があります。
- BPR(業務プロセス改革)を通じて、申請受付のオンライン化などによる自治体業務の効率化が求められており(注5)、自治体DXの知見を持つKDDIが支援事業者として、本取り組みの実施に至りました。
■本取り組みについて
1. 概要
- 東京都の八王子市、昭島市、調布市、福生市、多摩市、羽村市、あきる野市において、BPRを通じて申請受付業務をオンライン化しました。また、申請された住民情報を庁内システムへ入力する業務をRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)により自動化するほか、書類に記載されている文字の読み込みをAI-OCRにより自動化することで、自治体職員の業務効率化を実現しました。
- 自治体職員がBPRのノウハウを蓄積できるよう、KDDIがBPR案を作成する形式ではなく、自治体職員が実際に手を動かし検討いただくワークショップ形式としてBPRを実施しました。
2. 詳細
(参考)
■自治体職員へのDX教育
1. 概要
- 自治体のBPRへ伴走支援するだけでなく、自治体主導でDXを実施できるようにすることで、サステナブルな自治体DXの実現に向けた支援を実施しました。
2. 詳細
課題 | |
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実施内容 | |
実施市 |
KDDIは今後も、各自治体と連携し、行政手続のBPRを通じたオンライン化をするなど、自治体におけるデジタルトランスフォーメーション(自治体DX)を推進することで、自治体職員の業務生産性の向上、および行政手続における住民利便性の向上を目指します。
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