福岡県警察、KDDI、NTT西日本、ニセ電話詐欺などの犯罪被害防止に向け協定を締結

（2023年6月14日更新）
KDDI株式会社

KDDIは2023年6月13日、福岡県警察（所在地：福岡県福岡市、福岡県警察本部長：岡部 正勝、以下 福岡県警）および西日本電信電話株式会社（本社：大阪府大阪市都島区、代表取締役社長：森林 正彰、以下 NTT西日本）と、「ニセ電話詐欺を始めとした犯罪の被害防止に関する協定書」（以下 本協定）を締結します。
KDDIは、NTT西日本とともに固定電話に防犯機能を付加するサービスの普及促進の活動などを通じて福岡県警に連携・協働し、電話をかけた相手を信頼させ現金などをだまし取る「ニセ電話詐欺」をはじめとした各種犯罪被害の防止に取り組んでいきます。

＜本協定内容＞

• 固定電話に防犯機能を付加するサービスの普及促進活動
• ニセ電話詐欺被害防止のための広報啓発活動
• その他各種犯罪の被害防止に関する諸活動

■背景

• 被害者に電話をかけ現金などをだまし取る「ニセ電話詐欺（特殊詐欺）」の認知件数は、17,570件（2022年）（注1）に上り、年間被害額は370.8億円（注1）と深刻な社会問題となっています。
• 福岡県内においても依然として高い水準で発生しており、福岡県に住むみなさまに固定電話をより安心してご利用いただくために、通信事業者としても対策を進めていきます。

■「迷惑電話自動ブロック」について

KDDIは2022年2月から、全国のケーブルテレビ各社と提携している固定電話サービス「ケーブルプラス電話」のオプションサービスとして、固定電話への迷惑電話番号（注2）からの着信を専用機器不要で自動遮断する「迷惑電話自動ブロック」を提供しています。

■福岡県内のケーブルテレビと連携

• 福岡県内のケーブルテレビにおいては、九州テレ・コミュニケーションズ株式会社（本社：長崎県佐世保市、代表取締役社長：太田 賢一郎、以下 ケーブルステーション福岡）および株式会社CRCCメディア（本社：福岡県久留米市、代表取締役社長：吉田 稔、以下 くーみんテレビ）が「ケーブルプラス電話」および「迷惑電話自動ブロック」を販売しています。
• KDDIは本協定の締結後、地域に密着した活動を展開しているケーブルステーション福岡とくーみんテレビとともに「迷惑電話自動ブロック」の普及促進などに取り組み、福岡県内におけるニセ電話詐欺などの犯罪被害防止に貢献します。
• なお、ケーブルステーション福岡とくーみんテレビの両社は本協定の趣旨に賛同しており、福岡県警と同様の協定を今後締結する予定です。

KDDIは今後も全国のケーブルテレビ各社と連携し、「迷惑電話自動ブロック」の普及促進を通じて、犯罪被害の防止に努めていきます。

（参考）迷惑電話自動ブロック

• 注1）

  出典 警察庁広報資料「令和４年における特殊詐欺の認知・検挙状況等について（608KB）」

• 注2）

  迷惑電話番号とは、トビラシステムズ社の迷惑電話番号リストに蓄積されている電話番号（警察提供の番号、利用者の拒否登録番号、トビラシステムズ社独自調査番号）