トピックス

JR東日本とKDDI、AR技術で地域活性化や業務革新を推進

東日本旅客鉄道株式会社
KDDI株式会社

~長野県で観光向けARコンテンツを提供~

東日本旅客鉄道株式会社 (本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 深澤 祐二、以下 JR東日本) とKDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 髙橋 誠、以下 KDDI) は、AR技術を用いた新しい価値・体験の提供に取り組んでいます。このたび、ARによるコンテンツ提供を簡易に行えるプラットフォームを共同開発しました。このプラットフォームを観光に活用し、2022年4月から始まる観光型MaaS (該当項目へジャンプします注1)「旅する北信濃~牛 (スマホ) にひかれて善光寺御開帳~」にて、訪れた方にARコンテンツを提供します。
両社は今後、地域のさまざまな情報や文化・芸術の活性化につながるARコンテンツを提供し、地域の活性化への貢献のほか、鉄道現場での業務革新などARの幅広い活用を目指します。

■概要

ARコンテンツとは、お客さまがお持ちのスマートフォンやタブレット端末などの画面を通して、観光地のスポット情報などが浮かび上がるように表示されるものです。ARコンテンツの提供は、開発したプラットフォームにARコンテンツの位置情報や表示内容を登録することで完了します。今後は、地域活性・観光への応用や情報発信・日々の業務への活用などさまざまな分野でARを活用した新しい価値・体験の提供を目指します。

ARプラットフォームのイメージ

<ARプラットフォームのイメージ>

■観光用ARコンテンツの提供

長野県の北信濃エリアを対象とした観光型MaaS「旅する北信濃~牛 (スマホ) にひかれて善光寺御開帳~」と連携し、長野駅及び善光寺周辺に観光用ARコンテンツを提供します。

  • 「旅する北信濃~牛 (スマホ) にひかれて善光寺御開帳~」の概要は (参考) をご覧ください。

コンテンツTOP画面

<コンテンツTOP画面>

<街なかAR案内マップ>

<街なかAR看板>

  • 写真はイメージです

1. 提供コンテンツ

提供コンテンツ詳細期間 (予定)
街なかAR案内マップ長野駅、善光寺周辺、街なかの地図及びスポット情報を検索できる案内板をARで表示します。2022年4月1日~
2022年6月30日
街なかAR看板観光スポットや店舗の前にARの看板を表示します。2022年4月28日~
2022年6月30日
ARガイド長野駅の自由通路から、善光寺方面のバス停までの案内をARで表示します。2022年5月9日~
2022年6月30日
ARイベント駅前広場でARコンテンツによるイベントを行います。2022年5月9日~
2022年6月30日

2. 利用料

無料 (スマホの通信料金等はお客さまのご負担となります)

3. 利用方法

長野駅及び善光寺周辺を対象に、観光スポットや店舗の情報がお客さまのスマホ画面にARとして表示されます。本サービスは日常空間にARを表示させるアプリ「XR CHANNEL」をお手持ちのスマートフォンにダウンロードすることで体験いただけます。

Android (TM) スマートフォンをご利用のお客さまは、以下よりダウンロードしてください。

URL: 新規ウィンドウが開きますhttps://play.google.com/store/apps/details?id=net.sovec

iPhoneをご利用のお客さまは、以下よりダウンロードしてください。

URL: 新規ウィンドウが開きますhttps://apps.apple.com/us/app/id1525712662

「XR CHANNEL」公式サイト: 新規ウィンドウが開きますhttps://www.sovec.net/solutions/xrchannel.html

5G対応端末でのご利用を推奨していますが、4G対応端末からもお楽しみいただけます。

(参考)

■これまでの取り組み

この取り組みはJR東日本とKDDIが参加する「モビリティ変革コンソーシアム」(該当項目へジャンプします注2) で2020年度から実施してきた実証実験の成果をもとにしたAR技術の実装です。過去の実装例を以下に示します。

主な実装例

TOKYO STATION AR ART PROJECT
(「HAND!in Yamanote Line」)

東北地方の伝統工芸品をモチーフにしたARコンテンツを制作し、そのARコンテンツをKDDIが提供する先端テクノロジーであるVPSを用いてJR東京駅丸の内駅前広場のリアル空間に展示するAR実証実験をJR東日本 東京感動線主催のイベントで実施しました。

  • VPS (Visual Positioning Service): 建物などの街の空間をスマートフォンで認識できる技術
2020年11月
東北ARイベント
(東北デスティネーションキャンペーン)
青森観光の代表である「ねぶた」を3次元スキャンして制作したARコンテンツをau 5Gのエリア化が進むJR山手線並びに東北新幹線の主要駅の駅前広場のリアル空間にVPSを活用して展示するARイベントを実施しました。2021年3月~2021年9月
HARAJUKU MEIJIJINGU AR PROJECT
(「HAND!in YAMANOTE LINE」)
JR原宿駅から明治神宮本殿までのルートにおいて、原宿駅構内店舗や明治神宮での見どころを案内するARコンテンツをルート上のリアル空間にVPSを活用して展開する実証実験を実施しました。2022年1月~2022年2月
  • <TOKYO STATION AR ART PROJECT>

  • <東北ARイベント>

  • <HARAJUKU MEIJIJINGU AR PROJECT>

■「旅する北信濃~牛 (スマホ) にひかれて善光寺御開帳~」について

1. 概要

JR東日本では、2022年4月3日から2022年6月29日まで開催される善光寺御開帳に合わせて、観光の利便性向上と広域周遊促進を目的として、長野県・北信濃エリアで観光型MaaS「旅する北信濃」を展開します。観光電子チケット、飲食・レンタサイクルなどを楽しめるエキトマチケット、交通電子チケットの販売および旅する北信濃スタンプラリーの実施など、スマートフォンひとつで観光をおトクに便利に楽しんでいただけるサービスです。旅する北信濃特典も多々ご用意しています。
駅レンタカーと連携したキャンペーンや長野駅~善光寺エリアの観光と「旅する北信濃」をご案内するAR技術との連携も実施します。

2. 実施期間

旅する北信濃~牛 (スマホ) にひかれて善光寺御開帳~

<ロゴマーク>

2022年4月1日~2022年6月30日まで

  • 善光寺御開帳期間は2022年4月3日~2022年6月29日

3. サービス提供エリア

長野市 (善光寺、松代、戸隠)・小布施町・山ノ内町・野沢温泉村・飯山市

4. 登録・利用について

<旅する北信濃LPサイト>

無料で登録いただけます。
詳しくは添付QRコードを読み込み、LPサイトにてご覧ください。

  • 注1)
    Mobility as a Service」の略
  • 注2)
    「モビリティ変革コンソーシアム」とは、JR東日本単独では解決が難しい社会課題や、次代の公共交通のあり方についてオープンイノベーションによりモビリティ変革を実現する場として設立したコンソーシアムです。
  • この記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。