~資格不要で迅速な通信確保が可能、災害支援ローソン1号店に設置~
KDDI株式会社
KDDIは2026年2月24日、衛星ブロードバンドStarlinkをバックホール回線として活用した、小型の携帯電話基地局「auフェムトセル」(以下 本基地局)を、国内で初めて(
注1)商用導入しました。本基地局は、資格や特別な技能不要で立ち上げることができ、接続されたスマートフォンなどで、au回線での音声・データ通信などが利用可能になります。
これまで、大地震などの非常時に通信手段が途絶えてしまった場合、被災状況の情報共有や資機材・人の運用に係る連携手段がないため、通信の早期復旧が難しい場合がありました。本基地局を活用し応急復旧を行うことで、緊急通報をはじめとする音声通話や、防災関係者間の連絡・調整のためのデータ通信確保などが迅速に可能となります。また、地域のお客さまの通信手段としても提供します。
本基地局は、「災害支援ローソン」(
注2)の1号店である「ローソン富津湊店」(所在地:千葉県富津市)に設置します。平時は店舗で保管し、災害時にはローソンの従業員が立ち上げることで、迅速に通信確保が可能になります。2030年度までに、全国100店舗に拡大予定の「災害支援ローソン」へ順次導入していくほか、自治体や避難所などへの提供も検討していきます。

■背景
KDDIは、2011年の東日本大震災において、「auフェムトセル」と衛星回線の組み合わせによる通信手段確保の取り組みを行いました。伝送路や電力線の断などにより基地局が停波する中で、静止衛星を活用し通信手段の確保を試みましたが、通信速度は十分ではなく、限定的な利用に留まりました。
2024年の能登半島地震においては、一時的な避難施設として防災関係者や被災住民を受け入れていた旅館など4カ所に、臨時措置として本基地局を設置し、日常的に使用される携帯電話と概ね遜色ない品質で音声・データ通信などが可能であることを確認しました。実際に利用した防災関係者からは、異なる防災関係機関同士の迅速な連携には直接通話でのやり取りが効果的だったこと、被災住民からは、特に高齢者や子どもたちを中心に、「長い避難生活で心細く感じる状況において、家族や友人などの声を聞けることで安心できた」との声をいただきました。
■本基地局について
1. 概要
本基地局は、電波が届きづらい高層ビルや地下街などの不感地エリアの解消に利用されている「auフェムトセル」を災害時の応急復旧に活用したものです。

2. 特長
- 通常の基地局を立ち上げる際に必要な無線技士の資格など、特別な資格や技能が不要です。
- 小型のため保管も場所をとらず、軽量で、組み立てが容易です。
- 低消費電力でポータブル蓄電池での利用が可能なため、災害発生直後の停電時などでも、迅速に通信を確保することが可能です。
KDDIは、「KDDI VISION 2030」として「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会を作る。」ことを目指しています。今後もStarlinkなどの技術を活用し、災害時などでも命、暮らし、心をつなぐ取り組みを継続していきます。
- 注1)Starlinkをバックホール回線とした、資格不要で立ち上げられる小型の携帯電話基地局「フェムトセル」の商用導入が初。2026年2月24日時点。KDDI調べ。
- 注2)
- ※この記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。
商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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