位置情報を活用した従業員安否確認サービスを提供開始

～au Starlink Direct対応で、圏外エリアに滞在していても連絡可能～

KDDI株式会社

KDDIは2025年12月19日から、災害時など有事の際の従業員安否確認サービス「ロケーション安否確認新規ウィンドウで開く」（以下本サービス）を提供開始します。
本サービスは、従業員のスマートフォンの位置情報（GPS）（注1）を活用することで、被災地付近に滞在する従業員に対して安否確認連絡を自動送信し、回答を収集・可視化するクラウド型サービスです。従業員が被災地付近に滞在し、安否回答が無い場合は、ご家族への連絡などを迅速に進めることが可能です。なお、マルチキャリア対応のため、au以外のスマートフォンでも同様に利用可能です。

また、衛星とスマートフォンの直接通信サービス「au Starlink Direct」（注2）にも対応しており、auをご利用の場合は従業員が圏外エリアなどに滞在していても安否を確認できます。

■背景

災害大国である日本において、企業が平時から有事に備えるBCP（事業継続計画）は非常に重要です。特に、災害時など有事の際には、従業員の安否確認をいち早く行い、適切にリスク対応することが求められています。
従来の安否確認サービスは、事前登録された「居住地や勤務地」と「被災地」が合致した場合にのみ従業員に安否確認が発報される仕組みが一般的で、実際の居場所とのズレが生じてしまうことが課題でした。実際に令和6年能登半島地震では、年末年始休暇で帰省中の社員に対して安否確認が十分に発報されなかったほか、通信手段が十分に確保されていなかったため、「社員の安否確認や連絡が取れなかった」という声も寄せられました。

■本サービスについて

1. 特長

（1）位置情報を活用した確実性の高い安否確認

従業員の直近の居場所を把握し、被災リスクの高い従業員に対して、安否回答依頼を自動送信します。これにより、休暇などで居住地・勤務地から離れている状況でも、高精度に従業員の安否確認が可能です。

（2）冗長化された高品質なクラウド環境

信頼性の高いインフラと堅牢なデータセンターを活用し、国内の東西エリアでサーバーの冗長化を実現しています。これにより、有事の際にも本サービスを継続してご利用いただけます。

（3）マルチキャリア・「au Starlink Direct」対応

マルチキャリア対応のためau以外のスマートフォンでも本サービスをご利用いただけます。
auをご利用の場合、圏外エリアなど通信環境が無い状況でも、「au Starlink Direct」を通じて安否回答や従業員の回答状況の確認が可能です。

（4）従業員の位置情報や回答状況が一目で分かるシンプルなUI

従業員の位置情報をマップ上で直感的に確認できるほか、同じ画面で従業員の安否回答の集計状況も把握できるため、管理者の安否確認作業の負担を軽減します。
安否回答依頼が届いた従業員はスマートフォンのアプリ上で、ご自身の状況を選択するだけで回答可能です。

2. 月額利用料金

150円／1ID（100IDの場合）

3. トライアルキャンペーン

2025年12月19日から2026年6月30日までに利用を開始したお客さまを対象に、月額利用料を3カ月間無料で利用いただけるキャンペーンを実施します。

4. 問い合わせ先

KDDI 法人営業担当者または導入検討・見積相談フォームよりお問い合わせください。

KDDIは、信頼性の高いソリューションを提供し、企業の持続可能な事業運営と社会的責任の実現を強力に支援します。

注1）個人の同意を得たものに限ります。また、位置情報は災害発報時にのみ参照可能な仕様となっています。
注2）
- au Starlink Directのサービスエリア：日本国内（領海を含むau 5G/4G LTEのエリア外）
  領海とは、日本全国の海外線から12海里（約22km）までの範囲を指します。
  遮蔽物がある場合には接続が制限されます。また、一部地域においては接続されない場合があります。
  au 5G/4G LTEの電波が届くエリアならびにWi-Fiの通信範囲内ではご利用いただけません。
- au Starlink Directのデータ通信に対応した機種が必要です。対応機種はauホームページの対応機種一覧新規ウィンドウで開くにて随時掲載します。
- 接続が一時的に集中した場合、つながりにくくなる可能性があります。
- 人口密集地域では、接続集中による輻輳を防ぐためau Starlink Directの利用制限をかけることがあります。