KDDI株式会社
KDDIは、経済産業省が後援するイノベーションリーダーズサミット実行委員会(運営:株式会社プロジェクトニッポン、以下 ILS)が2025年7月2日に発表した、有望スタートアップが選ぶ「イノベーティブ大企業ランキング」で8年連続1位を受賞しました。オープンイノベーション活動に向けた戦略やビジョン、組織風土などが総合的に高く評価されました。
日本政府は「スタートアップ育成5か年計画」を2022年に決定し、日本のスタートアップエコシステムを活性化させ、世界での競争力獲得を目指しています。同年には日本経済団体連合会(経団連)も「スタートアップ躍進ビジョン~10X10Xを目指して~」を公表し、起業の数を10倍にする(スタートアップの数を10倍=約10万社に、スタートアップへの年間投資額を10倍=約10兆円に)、レベルを10倍にする(ユニコーン企業数を10倍=約100社に、ユニコーンからさらに飛躍したデカコーン企業数を2社以上に)」という目標を宣言し、日本全体でスタートアップ育成の取り組みが加速しています。
KDDIは日本発スタートアップのエコシステム活性化と事業成長に貢献するため、2025年4月、複数の海外ベンチャーファンドへの出資と、「KDDI Open Innovation Fund V」の設立を行いました(注)。これまでに「KDDI Open Innovation Fund」を通じて運用総額450億円規模で、AI・IoT・データマーケティング・フィンテック・B2B SaaS・エンターテインメントなどの領域を中心に152社(2025年7月2日時点)へ出資しています。さらに、地域共創に特化した「KDDI Regional Initiatives Fund」(運用総額30億円規模)や、環境・エネルギーに焦点を当てた「KDDI Green Partners Fund」(運用総額50億円規模)といった領域特化のファンドを設立し、スタートアップへの支援を行っています。
また、「KDDI ∞ Labo」を通じて年間900件を超える件数で大企業によるスタートアップの事業支援をしています。
今後も、スタートアップと大企業によるオープンイノベーションを促進し、スタートアップの事業成長と企業価値向上に貢献していきます。

■「イノベーティブ大企業ランキング2025」調査概要について
- (1)調査対象
過去5回にわたり開催されたILS(2021-2024)において、国内外の主力VC(ベンチャーキャピタル)など、約100機関で構成されるILSアドバイザリーボードの推薦を受けて、ILSのメインイベントである大企業とスタートアップの新事業協業マッチングプログラム「パワーマッチング」に参加した国内有望スタートアップ全1,259社の経営者。
- (2)調査方法
インターネット調査(ILS専用サイト上の入力フォームによる回収)
- (3)調査期間
2025年5月20日~2025年6月6日
- (4)有効回答
679社(回答率54%)
- (5)調査主体
イノベーションリーダーズサミット運営事務局
(参考)
■「KDDI ∞ Labo」について
KDDIは、2011年に国内事業会社初のインキュベーションプログラムとして「KDDI ∞ Labo」を開始し、2013年には国内大手企業複数社を束ねたパートナー連合を組成、2018年には事業共創プラットフォームへ形態を変え、大企業とスタートアップの事業共創につながる活動を推進しています。2024年度はパートナー連合によるスタートアップの事業支援件数が年間900件を超えるなど、大手企業とスタートアップの事業共創を目指した活動を継続しています。
2025年度も引き続き、パートナー連合全社が提供する多種多様なアセットを通じてスタートアップの事業を支援するプログラム「MUGENLABO支援プログラム 2025」や、スタートアップでの業務経験を希望する大企業社員と人手不足に悩むスタートアップをマッチングする人財支援プログラム「side project with MUGENLABO」などを実施しています。さらに2024年5月には、宇宙を活用した地上の課題解決を目指すスタートアップを支援する「MUGENLABO UNIVERSE」を開始しており、今後も大手企業とスタートアップとの事業共創を目指した活動を継続していきます。
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