ニュースリリース

AIとロボットの融合によりロボット開発・社会実装を推進する「AIロボット協会(AIRoA)」に参画

KDDI株式会社

KDDIは2025年1月15日、AIとロボット技術の融合によりロボット開発・社会実装を推進する、一般社団法人AIロボット協会(所在地:東京都文京区、理事長:尾形 哲也、英表記:AI Robot Association、以下 AIRoA)に参画したことをお知らせします。AIRoAは、ロボット開発・社会実装を加速するため、ロボット制御に関するデータやAIロボット(該当項目へジャンプします注1)の基盤モデルのオープン化を進めることで、「ロボットデータエコシステム」の構築を目指す非営利団体です。
KDDIは、2025年4月から活動を本格的に開始するAIRoAへの参画を通じ、AIロボットの基盤モデル開発に向けたAI計算基盤の提供やAIロボットの社会実装を推進し、社会の持続的成長につながる未来への取り組みに貢献していきます。

■背景

AI技術は、大規模言語モデルや視覚言語モデルといった基盤モデルを中心に進化しています。このような近年の進化に伴い、ロボット分野においても大規模なデータの統合と効率的な学習が可能な基盤モデルの必要性が高まっています。一方、大規模データを共有・活用できる枠組みが十分に整備されておらず、各企業や研究機関が個別にデータを扱うことで開発効率が上がりにくい状況が続いているのが現状です。

■KDDIの参画目的

AI技術の進化を受け、KDDIは、通信に加えてあらゆるシーンにAIが溶け込む時代の新たな価値創出と社会課題の解決に向けた大規模計算基盤の整備(該当項目へジャンプします注2)や、AI時代のビジネスプラットフォーム「WAKONX」の提供(該当項目へジャンプします注3)などを進めてきました。また、ロボットの活用によるコンビニ店舗の省人化・無人化に関する実証(該当項目へジャンプします注4)などの取り組みを推進しています。KDDIはAIRoAに参画することで、AIとロボットの融合によるAIロボットの社会実装を推進していきます。

■AIRoAについて

1. 概要

AIRoAは、AIとロボット技術の融合を通じて、ロボットがより多くの分野で活躍する社会を実現することを目指す団体です。AIとロボット技術の融合による大規模なロボットデータエコシステム構築を目指し、以下の取り組みを推進します。

  • (1)
    産業の垣根を超えたオープンかつ大規模なデータ収集と統合
  • (2)
    基盤モデル開発・オープンソース化
  • (3)
    スケール可能なAIロボットのエコシステムの構築
  • (4)
    日本発のスタートアップや研究機関の支援・連携促進

2. 詳細

和名一般社団法人AIロボット協会
英名AI Robot Association (AIRoA)
目的ロボットとAIの融合により、ロボット開発の技術を革新する。それにより、社会におけるロボットの活用を推進する。
事業
  • (1)
    AIロボットの開発促進のための取り組み
    • 基盤モデル開発に必要なデータの収集・保管・管理・公開
    • 基盤モデル・個別モデルの開発・運用・公開
    • 開発コミュニティの運営
  • (2)
    AIロボットの社会普及のための取り組み
    • AIロボットによる効率化効果の計測・公開
    • AIロボットの安全性評価の検討・公開
  • (3)
    その他、AIRoAの目的を達成するために必要な事業
  • この記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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