KDDI株式会社
KDDIスマートドローン株式会社
イオンリテール株式会社
長野県
天龍村
KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO:髙橋 誠、以下 KDDI)、KDDIスマートドローン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:博野 雅文、以下 KDDIスマートドローン)、イオンリテール株式会社(本社:千葉県千葉市 以下 イオンリテール)、長野県(知事:阿部 守一)、天龍村(村長:永嶺 誠一)の5者は、2024年12月2日から12月5日まで、長野県天龍村にて、災害発生時の孤立集落を想定してドローンで物資を配送する実証(以下 本実証)を実施しました。
本実証では、旧天龍中学校を災害発生時の孤立集落と見立て、モバイル通信を利用したドローンの遠隔自律飛行で食料品や医薬品などの物資をドローンで配送しました。
また、衛星ブロードバンドStarlinkを搭載した車載型基地局を活用し、山間部の電波が届きにくいエリアにおいてモバイル通信環境を確保してドローンの運航を行いました。
本実証により、Starlinkを活用して災害発生時に電波が届きにくいエリアが孤立集落となった際も、迅速にドローンで物資が配送できることを確認しました。
本実証を踏まえ、災害時の孤立集落対策や平常時の地域課題の解消に向けて、ドローンによる物資配送体制の構築を官民連携で目指します。
なお、本実証は、2024年8月に総務省の「地域デジタル基盤活用推進事業」において提案し、採択された「Starlink搭載車載基地局を活用した災害発生時の迅速なドローン物資配送の実現(注1)」の取り組みの一環で実施したものです。
■背景
■本実証について
1. 概要
本実証では、旧天龍中学校を孤立集落と見立て、約4.2km先の和知野川キャンプ場から、約15kgの食料品や医薬品をドローンで配送しました。
本実証のドローンは、モバイル通信を利用した遠隔自律飛行(レベル3.5飛行)で行いました。実証場所は山間部で電波が届きにくいエリアが含まれているため、本実証では衛星ブロードバンドStarlinkを搭載した車載型基地局を活用し、モバイル通信環境を確保してドローンの運航を行いました。
2. ドローンの飛行ルートと配送物
3. 使用したドローン機体とStarlinkを搭載した車載型基地局
メーカー | DJI |
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機体特徴 | 重量物の長距離配送が可能で、貨物モードとウインチモードに対応 |
大きさ | 2,800 x 3,085 x 947 mm(長さ x 幅 x 高さ) (アーム&プロペラ展開時) |
最大積載量 | 30kg(デュアルバッテリー モード) |
最長飛行時間 | 18分(重量負荷30kg、デュアルバッテリー モード) |
最大航続距離 | 16km(重量負荷30kg、デュアルバッテリー モード) |
機体重量 | 65kg(DB2000バッテリー2個搭載時) |
4. 各者の役割
KDDI |
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KDDIスマートドローン |
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イオンリテール |
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長野県・天龍村 |
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