ニュースリリース

カナダでのデータセンター事業拡大に向けAllied Properties REITと事業譲渡契約を締結

~新会社「KDDI Canada, Inc.」を設立し、DX領域の更なる強化を目指す~

KDDI株式会社

KDDIは2023年6月21日に、カナダでデータセンター事業を運営するAllied Properties REIT(アライド プロパティーズ リート)(本社:Toronto, Canada、代表取締役社長:CECILIA WILLIAMS(セシリア ウィリアムズ))から1,350百万カナダドル(約1,446億円、2023年6月21日のTTM(1カナダドル=107.12円)を用いて換算)でデータセンター事業を譲り受けることについて、事業譲渡契約を締結(以下 本締結)しました。また、本締結を受け2023年6月26日、カナダに新子会社「KDDI Canada, Inc.」を設立する予定です。

<本締結により取得するデータセンターの一部>

KDDIは、企業価値の向上と社会の持続的成長の循環を目指す「サステナビリティ経営」と、その実行を支える事業戦略として「サテライトグロース戦略」を掲げています。その注力領域の一つであるDXにおいて、中核の一つであるデータセンター事業では、コンテンツプロバイダーやクラウド事業者、通信事業者などのお客さま同士がつながり合い、相互に新たな価値を創出する場となるコネクティビティデータセンター(以下 コネクティビティDC)を拡大していく戦略を推進しています。
KDDIは、コネクティビティDCの接続数としては世界トップ(該当項目へジャンプします)である「TELEHOUSE ロンドン」、フランス国内トップ(該当項目へジャンプします)となる「TELEHOUSE パリ」に加え、2023年5月にタイ・バンコクにもデータセンターを新設し、ヨーロッパだけではなく東南アジアも拡大しています。本締結により、カナダ国内トップ(該当項目へジャンプします)のコネクティビティDCを取得し、北米エリアにおけるデータセンター事業を強化することで、世界規模の事業推進を行います。

■背景・目的

世界的にデータビジネスが加速しており、データセンターのニーズは高まっています。IoT、5Gの普及により、モバイル端末上のアプリやコンテンツを利用するユーザーによるトラフィックが増加しています。それに伴い、コンテンツ事業者やインターネット事業者、ハイパースケーラーなどがデータセンター内で相互につながり合い、価値を創出し合うことが可能なコネクティビティDCは、デジタル社会を実現するためにますます重要になっています。

KDDIは、社会のプラットフォーマーとして、最も相互接続のしやすい高品質なコネクティビティDCを中心として事業を加速し、法人のお客さまのグローバルビジネス拡大とデジタル世界の繁栄に貢献します。

■「KDDI Canada, Inc.」の概要

(1)名称KDDI Canada, Inc.
(2)所在地カナダ、トロント市
(3)事業内容データセンター事業
(4)出資額1,100百万カナダドル(約1,178億円)
上記は設立時の情報を記載。資本金の円貨への換算は1カナダドル=107.12円を使用。
(5)設立年月日2023年6月26日(予定)
(6)大株主および持株比率KDDI 100%
  • 注)
    データセンターのお客さま相互接続数のこと。2023年6月21日時点。
    出典元:新規ウィンドウが開きますPeeringDB
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