~リーダー層約1,700名へ「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)研修」実施~
KDDI株式会社
KDDIは、これまでも取り組んできたD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)に公平性(エクイティ)を加え、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)に改定しました。
KDDIは、中期経営戦略における重要課題の1つに「人財ファースト企業への変革」を掲げています。
さまざまな属性の社員のスタート地点を合わせ、DE&Iの意識醸成と風土改革に取り組み、多様な人財の活躍に向けた支援を強化することで、誰もが思いを実現できる環境・風土を構築していきます。
また、DE&Iへの改定に伴い、2023年3月からリーダー層の意識改革を目的とし、無意識の思い込みの存在を認識し、行動を促す「DE&Iアンコンシャス・バイアス研修」を実施しています。2024年上期中に約1,700名の実施を完了する予定です。
<DE&Iの定義>
<DE&Iの意義・効果>
<DE&Iキャッチコピー~2030年を目指して作りたい未来~>
<DE&Iキャッチコピー~2030年に向けて浸透させたい価値観~>
■「DE&Iアンコンシャス・バイアス研修」について
2023年3月から本部長層の意識改革を目的とした「DE&Iアンコンシャス・バイアス研修」を実施しています。無意識の思い込みや偏った見方で、少数派の人が持つ個性や強みの発揮を阻んでいないか、その障壁をとりはらうために何ができるかを本部長層が自ら考え、自身の行動宣言を社員へ向けて発信する内容です。今後は、部長、グループリーダー層へ研修を拡大し、アンコンシャス・バイアスに対する認識を高め、DE&Iの実現に向けて多種多様なマイノリティを含むすべての社員が活躍できる環境づくりを進めていきます。
KDDIのDE&Iの取り組みについては、サステナビリティ統合レポート2023の101ページ~102ページをご参照ください。
KDDIグループは、KDDI VISION 2030において「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」を掲げ、パートナーの皆さまとともに社会の持続的成長と企業価値の向上を目指すサステナビリティ経営を推進していきます。
詳細は別紙をご参照ください。
<別紙>
■背景
KDDIは、全社員の基盤となる考え方である「KDDIフィロソフィ」や「KDDI行動指針」にダイバーシティの推進と人権の尊重を明記しています。多様な経験や発想が新たな価値の創出や多様なお客さまのニーズにお応えすることにつながり、事業の拡大と持続的な成長に貢献すると考えてきました。
2005年から多様性の尊重、推進、活用に取り組み、性別、年齢やバックグラウンドの多様性を高めてきました。その後も、多様な人財のベクトルを統合するようD&Iを推進し続けてきました。
■ジェンダーギャップの解消に向けて
DE&I実現のステップの第一歩として、ジェンダーギャップ解消に取り組んでいます。KDDIが四半期ごとに実施している社員エンゲージメントサーベイの結果は、全体的に女性のスコアがやや低い傾向にあります。平等な対応をするだけではギャップを縮めることができないため、形式的に平等な対応をすることに留まらず、ジェンダーに由来する不公平な障壁を取り払い、スタート地点を合わせるための支援を強化しています。
2023年度はリーダー層を対象とした「DE&Iアンコンシャス・バイアス研修」のほか、以下を実施しています。
<KDDIのDE&Iの取り組み推移>
■「DE&Iキャッチコピー」全文
さまざまな部署から集まった有志メンバーで話し合い、DE&Iの定義や意義、浸透のためのキャッチコピーを策定しました。
- DE&Iキャッチコピー~2030年を目指して作りたい未来~
「なりたい私が、KDDIにいる。」
もしも今、働くうえであなたを縛るものがパッと消えて、
やりたいことやなりたい自分を、自由に叶えることができるとしたら。
あなたは、どんな姿を想像するでしょうか。
遠慮はいりません。ひとつやふたつでなくてもかまいません。
そこは、想像しうる理想の自分をぜんぶ、叶えることができる世界ですから。
ありえないでしょ、と思われるかもしれません。
でも、もし現実のものになったとしたら。ちょっとワクワクしませんか。
それこそが、KDDIのDE&Iが目指す世界。
社内にいながら、誰もが差異を飛び越えて「なりたい私」になれる世界です。
人は、みずからの意志で動いたときに最高の力を発揮するもの。
そんな力が多様な人財の数だけ合わさっていけば、
それはきっと、会社を、そして社会をも変革しゆく力になるはずです。
たとえなりたい私になり、どこでも通用する人財になったとしても。
私がそれを選んでここにいる。
2030年を目指して、そんなKDDIを一緒につくっていきませんか。
- DE&Iキャッチコピー~2030年に向けて浸透させたい価値観~
「私に先入観はない、という先入観を捨てよう。」
ある靴屋さんのお話です。
そのお店はあるときから、靴を片方ずつ購入できるようにしました。
なぜでしょう。片方をなくしてしまった人のため?左右でサイズが違う人のため?
どちらも違います。答えは、片足しかない人のため。
彼らはこれまで、靴の片方しか必要がないにもかかわらず、
もう片方のぶんもお金を払わなくてはいけなかったからです。
靴は2つでひとつ、はあたりまえではないんですね。
人は、自分が経験していない苦労を想像するのが、ニガテな生き物です。
それは、仕事においても言えること。
もし今、自分が不自由なく働けているとしても、誰もがそうとは限らない。
それを、ふだんから忘れないようにしたいですね。
ちょっと窮屈に感じるかもしれません。しかし、今は誰もが少数派になりうる時代。
だとすれば、誰かのことを考えることは、自分のことを考えることでもあるのです。
2030年、真のDE&Iの実現に向けて。
まずは、私に先入観はない、という先入観を、捨てることから始めませんか。
- ※この記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。
商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。