~多様なDX人財の育成と就労支援を推進~
KDDI株式会社
KDDIは2024年4月1日から、障がいのある学生や既卒者を対象とした長期のインターンシッププログラム「Diverse Abilities Development Program」(以下 本プログラム)を開始します。
本プログラムは、DX人財育成と就労支援を目的とした給与支給型のインターンシップで、6カ月の長期にわたってIT基礎研修やDX研修、現場でのOJT(職場内訓練)、社会人としての基礎力研修を実施し、即戦力として育成します。2024年度は20名の受け入れを予定しており、本プログラムを修了しKDDIへの就職を希望する参加者は選考を経て本採用する計画です。
<本プログラムの概要>
■背景
- 誰もが活躍できる共生社会に向け、障害者雇用促進法の改正に伴い、企業が雇用すべき障がい者の割合(法定雇用率)が、現行の2.3%から2024年4月に2.5%、26年7月には2.7%へと、段階的に引き上げられています(注1)。一方で、障がいのある方の就職やスキルアップの機会が依然として不足していることが社会課題となっています。
- KDDIは、誰もが思いを実現できる環境・風土の構築を目指し、DE&Iを推進(注2)してきました。これまでも、グループ会社であるKDDIチャレンジドとともに携帯端末の分解業務やカフェ運営業務など、障がい者の就労機会創出の取り組みを実施してきました。KDDIグループの障がい者雇用率は2023年12月31日時点で2.56%となっています。
本プログラムを開始することで、KDDIが強みとするDXスキルの育成ノウハウを活用した多様なDX人財の育成と、障がい者のさらなる活躍機会の創出を目指します。
■本プログラムの概要
IT基礎研修 | 社内で活用しているツールを活用し、一般的なPC基礎スキルの習得を目指します。 | |
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DX研修 | KDDI独自のDX基礎スキル研修を活かし、ITの学習機会を提供、効率の良いインプット機会を経て即戦力人財へ育成します。 | |
現場OJT | IT基礎研修、DX研修で習得したスキルを活用し、実業務の一部を担当することで実践的なスキルを磨いていきます。 | |
社会人基礎力研修 | エンジニア、精神科医・心理士、国家資格キャリアコンサルタントなど専門のスタッフがそれぞれのカリキュラムを提供し、グループワークなどを実施することで、コミュニケーションスキルの習得を目指します。 |
KDDIは、障がいの有無、性別、年齢、言語など、多種多様な「個」が活躍する会社です。今後もそれぞれの個性に配慮した中長期的な人財育成を推進していきます。
(参考)
■障がい者活躍支援・DX人財育成に関するこれまでの主な取り組み
1. 障がい者活躍支援
- 2013年10月、一般社団法人企業アクセシビリティ・コンソーシアム(ACE)(注3)に参画。
- 2017年3月、情報保障として手話通訳や要約筆記に加え、音声をリアルタイムで文字に翻訳するUDトークがインストールされた端末を聴覚に障がいがある社員に配布。
- 障がいのある社員に対してアンケートを実施。それぞれの特性に合わせて安定的な職業生活を送れるよう支援体制を構築。
2. DX人財育成
- 2020年7月、イノベーション創出の源泉となるプロ人財の育成、社員のDXスキル向上を推進するため、社内人財育成機関「KDDI DX University」を設立。
- 2022年7月、「DX基礎スキル研修」を開始。2025年3月までに役員および全社員の受講を目指している。
2023年度には、AIやWeb3.0の専門講座を拡充したほか、全社員を対象としたAI基礎研修を実施中。
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