~ロボットによる遠隔立会の有効性も検証。2024年秋のつくば市選挙での自宅前投票実用化を目指す~
KDDI株式会社
KDDIは2024年1月23日から2024年1月27日まで、東京海上日動火災保険株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:広瀬 伸一、以下 東京海上日動)、スパイラル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:佐谷 宣昭、以下 スパイラル)とともに、「スーパーシティ型国家戦略特区」である茨城県つくば市において、オンデマンド型移動期日前投票所(以下 移動投票所)による模擬投票の実証(以下 本実証)を実施します。
移動投票所は、有権者がスマートフォンや電話で事前予約した日時に、投票箱を搭載した車両が自宅前まで来るサービスで、移動が困難な方でも簡単に投票することができます。また、駐車スペースの問題で自宅前に車両を駐車できない方には、移動投票所を駐車した最寄りの公共施設などへの移動を支援する送迎サービスを提供します。あわせて、選挙において必須となる立会人の役割の一部を遠隔立会ロボットが担うことで省人化・省スペース化などを図り、移動投票所の円滑な運行やインターネット投票への活用などを目指します(注)。
つくば市は自宅から出ることが難しい住人の方も選挙に参加できるようインターネット投票の実現を目指し、産学官民で連携して大胆な規制・制度改革を進め、先端的な住民サービス取組の実装を進めています。本実証を通じて、移動投票所とロボットを活用した自宅前投票の有用性を検証し、2024年秋に予定されている茨城県つくば市の市長選挙と市議会議員選での自宅前投票の一部実用化を目指します。
<移動投票所イメージ(外観・車内)>
<使用する遠隔立会ロボット>
■背景
つくば市では「つくばスーパーサイエンスシティ構想」のもと、科学で新たな選択肢を、人々に多様な幸せをもたらす大学・国研連携型スーパーシティの実現を目指しております。投票所までの移動手段がなく、移動が困難となっている障害者や運転免許を返納した高齢者からは「坂の上にある投票所まで歩けない」、「車の運転をやめたので移動手段がない」などの声があり、誰もが投票しやすい環境を整備し、選挙に参加可能なまちづくりを実現するため、本実証の実施に至りました。
■本実証について
1. 特長
有権者がスマートフォンアプリや電話で事前予約した日時に、投票箱を搭載した車両が自宅前まで来ることで、自宅前の車中で投票が可能です。自宅前に駐車スペースが無い場合も、投票箱を搭載した車両が近隣の駐車場まで移動し、予約者の自宅から近隣の駐車場まで別の車両で送迎することにより、ご利用いただけます。
なお、本実証は東京海上日動、KDDI、スパイラルが内閣府から受託した「公職選挙におけるオンデマンド型移動期日前投票所の実現に向けた技術的検証」の一環として、つくば市の協力のもと実施されます。
2. 実施場所
茨城県つくば市 筑波地区・臼井地区
3. 各社の役割
KDDIは先端的サービスの社会実装を通じて地域課題を解決し、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みを推進していきます。
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