~海外でもAI発注システムなどを活用し、市場特性にあわせて店舗運営を最適化~
KDDI株式会社
株式会社ローソン
KDDI株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:松田 浩路、以下 KDDI)と株式会社ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役 社長:竹増 貞信、以下 ローソン)は、フィリピンにてAIを活用した店舗オペレーションの効率化と売上向上に向けた実証実験(以下 本実験)を開始したことをお知らせします。
本実験は2025年9月3日から順次、フィリピン国内の一部ローソン店舗にて実施しています。
本実験では、商品の販売実績や在庫状況などのデータをAIが分析し、商品の陳列計画や発注数を推奨するシステムの導入や、店内の防犯カメラ映像からAIが売場の商品の陳列状況やレジの混雑状況を可視化する取り組みを行っています。これらの取り組みを通じて、店舗オペレーションの効率化と売上向上について検証していきます。


ローソンは、2015年にフィリピンに進出し、現在は同国内で221店舗(2025年9月末時点)を展開しています。本実験の結果を踏まえ、フィリピンをはじめとするアジアの店舗において、デジタル技術を活用した店舗オペレーションの効率化および売上向上に取り組んでいきます。KDDIは、本実験の結果を踏まえ、各国の市場特性に合わせてシステムをカスタマイズすることで、アジアにおけるローソンの企業価値向上および持続的な成長に貢献していきます。
ローソンは現在、フィリピン、タイ、インドネシア、ハワイ、中国で7,703店舗(2025年9月末時点)を展開しており、2030年度までに海外店舗数を約14,000店舗に拡大することを目指しています。
■本実験の取り組み一覧
1. 商品陳列計画の高度化(AIによる業務支援)
(1)内容
- 立地条件などが同様の店舗の販売実績や購買傾向を分析し、店舗の立地条件に合った最適な品揃えを推奨します。
- 都市開発が進む東南アジアにおいては、店舗オープン後も周辺エリアの特性が変化しやすく、住宅街からオフィス街への転換、それによる新たな顧客層の流入などが想定されます。こうした環境変化に迅速かつ柔軟に対応することが可能となります。
(2)開始日
2025年9月3日
2. AI発注システムの導入
(1)内容
- 店舗ごとの販売実績や在庫データなど多様なデータをAIが分析し、店舗毎の販売力に応じた商品発注数を推奨するシステムです。
- 商品の発注にかかる作業時間を短縮できるとともに、過剰在庫や廃棄ロスのリスク低減に繋がります。
- 商品の在庫データをシステム上で管理できるようになるため、在庫管理にかかる時間もあわせて短縮できます。
(2)開始日
2025年9月5日
3. 店内防犯カメラの活用高度化(AI解析)
(1)内容
- 店内防犯カメラの映像をAIが解析し、売場の商品の陳列状況やレジの混雑状況を可視化します。
- 異常が検知された映像のみをAIが自動で切り取ることで、スタッフによる映像確認時間を短縮できます。
(2)開始日
2025年9月10日
(参考)
■「KDDI SUMMIT 2025」展示について
本実証に関する展示を、2025年10月28日と10月29日の2日間開催されるKDDIグループ最大級のビジネスイベント「KDDI SUMMIT 2025」で実施します。参加方法などの詳細は「KDDI SUMMIT 2025」特設サイトからご確認ください。
- ※この記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。
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