ニュースリリース

北米高級車市場をリードする自動車メーカーに、コネクティッドサービスを提供開始

~安定かつ高品質な通信とシームレスなコンテンツ体験を実現~

KDDI株式会社

KDDIは、BMWグループ(本社:ドイツ・ミュンヘン、CEO:オリバー・ツィプセ)が2025年7月1日以降に生産した北米地域で展開する全車両に、コネクティッドカー向け通信サービス(以下 本サービス)の搭載を開始したことをお知らせします。
これにより、BMWグループに対して、北米地域で安定かつ高品質な通信とシームレスなコンテンツ体験を実現するほか、車両から収集した走行データを基にした車両機能やサービスの品質向上に貢献します。

■背景

  • KDDIは世界各国において高品質で安定した通信を実現する「グローバル通信プラットフォーム」を国内外の自動車メーカー向けに提供し、コネクティッドカーに必要な、高品質かつ安定した通信をグローバルで実現してきました。
  • これまでの実績を基に、2022年からはBMWグループと共同で本サービスの開発と実装を進めてきました。

■本サービスについて

1. 概要

  • KDDIの「グローバル通信プラットフォーム」を活用し、北米通信キャリアであるベライゾン・コミュニケーションズ(本社:アメリカ合衆国・ニューヨーク、CEO:ダニエル・H・シュルマン、以下ベライゾン)およびテラス(本社:カナダ・バンクーバー、CEO:ダレン・エントウィッスル、以下テラス)の通信を高品質に相互接続することで、BMWグループの車両に対して北米地域における安定したモバイル通信を提供するものです。

2. 特長

  • グローバル共通の車載通信機を搭載した車両の位置情報から、ベライゾンとテラスへの自動的な接続・切り替えと通信状態の監視を統合的に行います。
  • 契約国のIPアドレスが維持されるため、国境を越えて移動した場合でも、動画配信・音楽ストリーミング・位置連動アプリなど、自国で慣れ親しんだコンテンツやサービスをシームレスにお楽しみいただけます。
  • さらに車両の通信状況や走行データをリアルタイムで処理・整理・分析することが可能になりました。これにより、BMWグループは車両機能やサービスの品質向上につなげることができます。

KDDIは2024年5月から、お客さまの事業成長および社会課題の解決に貢献するため、AI時代における新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX(ワコンクロス)」を始動しました。
「WAKONX Mobility」においては、コネクティッドカー向けの高品質かつ安定した通信をグローバルに維持することを始め、モビリティ全般を対象にさまざまな社会課題の解決を推進しています。KDDIは本サービスの提供開始を、「WAKONX Mobility」を加速するための重要な取り組みの一つとして捉え、今後もコネクティッドカーの普及と進化を促進することで、グローバル規模での安心で便利な移動・乗車体験の実現を目指していきます。

(参考)

WAKONXは、KDDI VISION 2030「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」の実現に向け、日本のデジタル化をスピードアップするというコンセプトから生まれたブランドであり、3つの機能群を有するAI時代のビジネスプラットフォームです。WAKONXを通じて、最適化したネットワークの設計・構築やデータの蓄積・融合・分析を行います。また、AIが組み込まれたサービスやソリューションを各業界に最適化して提供することで、法人のお客さまの事業成長と社会課題の解決を支援していきます。

ロゴ:WAKONX
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    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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