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アジア地域を結ぶ約10,500kmの光海底ケーブル「SJC2」を運用開始

KDDI株式会社

KDDIは、SJC2コンソーシアム(該当項目へジャンプします注1)として、日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長 兼 CEO:森田隆之、以下 NEC)とアジア地域内を結ぶ大容量光海底ケーブル「Southeast Asia-Japan Cable 2 (SJC2)」の建設を完了し、運用を開始しました(該当項目へジャンプします注2)。

<SJC2完成式典の様子>

SJC2は、アジア地域内10拠点を結ぶ総延長距離約10,500kmの光海底ケーブルです。SJC2は、最新の光波長多重伝送方式を採用することにより、毎秒126テラビット(Tbps)以上のデータ伝送が可能です(該当項目へジャンプします注3)。
KDDIは千葉県南房総市および三重県志摩市の2カ所にSJC2の陸揚げ拠点を提供しています。SJC2がカバーする東南アジアから東アジアにおいては、高速・広帯域の通信サービスの拡大やAIの普及などにより、今後さらに通信需要の増加が見込まれます。SJC2の運用は、アジア地域の通信インフラの拡充と冗長ルートの確保に貢献し、より安定した通信環境の実現に寄与します。

Singapore Telecommunications LimitedのシニアディレクターであるMeng Fai Yue氏とChina Mobile International Limitedの海底ケーブルインフラ部門の責任者であるHerbert Xiong氏は、SJC2コンソーシアム管理委員会の共同議長としてSJC2の戦略的意義を強調し、次のように述べています。
「SJC2は、グローバルなデジタルインフラを支える重要な要素として、アジア地域における接続性を飛躍的に向上させます。最高レベルの帯域幅容量と超低遅延を実現し、アジア地域の主要経済圏における次世代クラウドコンピューティングやAIを活用したサービスの導入、およびリアルタイムなデータ流通を強力に支援します。」

KDDIはSJC2コンソーシアムメンバーとして、動画視聴やクラウド利用、IoTの活用など今後ますます増加することが予想される、アジア・太平洋域における通信需要に対応し、これまで以上に信頼性の高い国際通信サービスを提供していきます。

  1. 注1)「SJC2」コンソーシアムメンバーには以下の企業が含まれます。
    • China Mobile International Limited
    • Chunghwa Telecom Co., Ltd.
    • Donghwa Telecom Co. Ltd.
    • KDDI株式会社
    • PT Telekomunikasi Indonesia International
    • Singapore Telecommunications Limited
    • SK Broadband
    • True Internet Corporation Co., Ltd.
    • Vietnam Posts and Telecommunications Group
  2. 注2)
  3. 注3)7対のファイバーペアで伝送容量400Gbpsの光信号を45波長多重し伝送した場合。
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