～失われかけた森を救う精霊イナミンを通じて、森と人間の深い関係を体験～
KDDI株式会社
KDDIは2025年6月23日から、長野県伊那市（市長：白鳥 孝、以下 伊那市）とともに、日本の森林との関わり方を学べる、伊那市の森林を題材としたメタバース「イナの森」を提供開始します。
「イナの森」では、伊那市の森林を再現したメタバース空間を回遊しながら、日本全体で起きている森林破壊や木の老朽化による、人々の暮らしや生態系への影響などの課題に関する知見を深め、ゲーム感覚の体験を通じて解決策を学ぶことができます。両者は、メタバース「イナの森」を通じて人と森の関係性を深め、日本の森林問題対策への重要な進展に寄与することを目指します。
伊那市は、地域の魅力を広く発信することで、移住につなげる取り組みを推進しています。KDDIと伊那市はこれまで、通信とテクノロジーを活用して、伊那市の魅力的な情報を発信する取り組みを続けてきました。その取り組みの一環として、伊那の暮らしや森との関わりに触れることができるメタバース「イナの森」をこのたび制作し、伊那市の関係人口・交流人口の創出につなげていきます。
■メタバース「イナの森」
1. 体験コンテンツ
- （1）ストーリーワールド
森林の循環と自然との共生をテーマとしたストーリーを体験できるワールドです。神秘的な森で迷子になったプレイヤーは、森の精霊「イナミン」と協力して、荒廃した森に活力と活気を取り戻します。かつて人間によって育まれた繁栄する森が、今は暗い影に覆われています。プレイヤーとイナミンは森の荒廃の原因を解明し、環境への敬意と共存の価値を探求しながら、絆を深め、森を救うための冒険に出かけます。
- （2）イベントワールド
5つのエリア（森の入り口・森の学校・暮らしの家・キャンプ場・森のひろば）で、"森のある暮らし"を体験することができます。伐採や薪割、薪ストーブへの点火などの体験で、「イナの森」で出会った仲間と語り合い、新たな協創環境を生み出します。
2. 体験方法
メタバース「イナの森」を体験するには、PCまたはVRヘッドセット（Meta Questなど）が必要です。メタバースプラットフォーム「VRChat」のアカウント無料登録で、どなたでもお楽しみいただけます。参加者同士での交流も可能です。
メタバース「イナの森」へのアクセス方法など詳細は以下ページをご参照ください。
（参考）
■長野県伊那市の取り組み
長野県伊那市では、森と人との関わりの日常的な交流が盛んに行われています。市の82％が森林に覆われているこの地域では、新築住宅の80％に木材が使用され、住民は間伐材で作られた家具や道具を利用しています。寒い冬には薪ストーブで家を暖め、休日には森でコンサートやたき火を楽しみ、子供たちは自然の中で実践的な教育を受けています。森は市民生活にとって重要でかけがえのない存在です。
■KDDIの取り組み
KDDIは、事業を通じてさまざまな社会課題の解決に取り組み続けるという決意をこめ、2030年を見据えたKDDIのSDGs「KDDI Sustainable Action～私たちの『つなぐチカラ』は、未来のためにある～」を策定しました。このたびの取り組みは、「暮らしをつなぐ～地方・都市の持続的発展～」に該当します。
- ※この記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。
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