~5G Sub6に加え臨時エリア対策で混雑時も快適に~
KDDI株式会社
KDDIは2024年12月29日から12月30日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されるコミックマーケット105において、通信品質向上対策を実施します。
東京ビッグサイトでは館内全域のau 5Gエリア対策が完了していますが、コミックマーケットの開催期間は開場前に多くのお客さまが待機列に並び、屋外での通信環境が不安定になることが想定されます。
KDDIは2024年、衛星干渉の緩和による出力アップや基地局のアンテナ角度最適化を実施し、5G Sub6のエリア拡大を実現するとともに、体感品質の向上に寄与するスループットとレイテンシ(通信応答速度)の改善に取り組みました。
これに加え、混雑するイベント会場でもネットワークの容量を拡大し快適な通信環境を実現するMassive MIMO(マッシブ・マイモ)の技術や自動トラフィック分散機能を活用することで、屋外で臨時のエリア対策を実施します。これにより、お客さまがより快適に安定した携帯電話サービスをご利用いただける環境作りに貢献します。
■対策内容
1. 概要
- 東京ビッグサイトでは日常的にさまざまなイベントが開催されており、多くのお客さまが来場します。このような環境で快適に通信をご利用いただくため、館内全域のau 5Gエリア対策を2021年に完了しました。
- 一方で、東京ビッグサイト最大規模の来場者が参加するコミックマーケットなどの大規模なイベントでは、屋外での通信環境が不安定になることが想定されます。
- 東京ビッグサイト周辺でも快適に通信をご利用いただくため、5G車載基地局を「東新展示棟」の東側駐車場に、5G可搬型基地局を「西展示棟」の屋上に設営します。
2. 5Gエリア対策に活用している技術
5G車載基地局においては、基地局側で伝送路状態を高精度に推定することで複数の端末との同時通信を可能とするMassive MIMOの技術を活用し、従来は何名かでシェアしていた周波数を一人ひとりに個々に割り当てます。
また、基地局トラフィックの監視と、そのトラフィックを複数の周波数間で最適な形へ分散するオペレーションを自動で行うことで、リアルタイムでトラフィックの変化に追従します。
これらの技術をエリア対策に活用することで、快適な通信環境を実現します。
■auエリア展開の取り組み
KDDIは、お客さまの日常をつなぐため、鉄道路線や商業地域など生活動線のエリア整備を積極的に行っています。また、お客さまの非日常をつなぐため、光回線を敷設しづらい山間部や野外イベントでは、車載型基地局やStarlinkを活用した通信対策を実施しています。さらに日本全土にauエリアを拡張するべく、衛星とスマートフォンの直接通信サービスを提供予定です。これにより、「日常がつながる」「非日常がつながる」「空が見えればどこでもつながる」体験を提供します。
<参考>
■「コミックマーケット105」概要
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