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ITU-T次期研究会期の副議長にKDDIから社員3名が選出

KDDI株式会社

KDDIは、2024年10月15日から24日に開催された国際電気通信連合電気通信標準化局(ITU-T)世界電気通信標準化総会(WTSA-24(該当項目へジャンプします))にて、次研究会期(2025~2028年)の研究委員会(SG)の副議長に、KDDIから社員3名が任命されたことをお知らせします。

3名はそれぞれ、これまで各SGに割り当てられている研究領域・課題の推進を主導的に担い、他国との連携や意見調整を経て各SGの成果につなげるなど、ITU-Tにおける標準化活動で果たしてきた貢献が認められ、副議長に選出されました。

KDDIは、今後もITU-Tにおける標準化活動を通じ、電気通信システムの発展と日本の国際競争力強化に寄与していきます。また、国内外の関係者と連携しながら積極的に世界でリーダーシップを発揮し、国際標準化の策定に貢献していきます。

■各担当領域とKDDIの取り組み

  1. 1SG3 副議長 本堂 恵利子(再任)

    SG3では、通信事業者間の精算や相互接続をはじめとする非技術的かつ経済的・政策的な事柄を扱います。通信技術の進化・発展に合わせた既存の精算に関するルールの更新のほか、通信とそれに関わるサービスプレイヤーの変化・発展に合わせた新たな精算の枠組みや課題の解決策を作成する予定です。
    KDDIは引き続き、モバイル通信を利用した決済サービス、ローミング、5Gなどに関連する競争およびサービス提供状況の分析や評価、また通信におけるAI利用に関する標準化において、お客さまがどこにいてもサービスを楽しめるような環境整備に積極的に携わっていきます。

  2. 2SG17 副議長 磯原 隆将(新任)

    SG17では、通信事業者が運営するネットワークのセキュリティーに加え、IoT、デジタルツイン、メタバース、量子技術など、今後の電気通信サービス全般の安全の実現に不可欠なセキュリティーの研究を行う予定です。
    KDDIは引き続き、通信ネットワーク、サイバーセキュリティー、各種アプリケーションサービスのセキュリティーに関する先端研究の経験を活かして標準化活動に貢献し、グローバルスタンダードに基づくセキュアなコミュニケーション環境の実現を主導していきます。

  3. 3SG21 副議長 河村 圭(新任)

    SG21では、映像・音声・信号符号化、IP映像配信・ケーブル番組伝送、ケーブルテレビ高度化、超臨場感通信、車載マルチメディア、デジタルヘルス、ケーブルテレビ技術など、今後の主要サービスにおけるマルチメディア処理やデジタルサービス、ケーブル技術の研究を行う予定です。
    KDDIは引き続き、映像符号化を含むXR技術、ケーブルテレビ高度化、各種アプリケーションサービス高度化に関する先端研究の経験を活かして標準化活動に貢献し、グローバルスタンダードに基づくマルチモーダルコミュニケーションの実現を主導していきます。

  1. 注)WTSA(World Telecommunication Standardization Assembly, 世界電気通信標準化総会)
    国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU-T)における標準化活動の方向性を決める最高意志決定機関として4年ごとに開催され、次研究会期の諮問委員会および研究委員会の議長・副議長の任命、勧告・決議の承認などが行われる会合です。諮問委員会および研究委員会の議長・副議長などの役職者は、次研究会期のITU-Tおよび各SG(Study Group)における標準化活動を牽引する役割を担います。
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