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沖縄初、5G SAスライシングによる第54回那覇大綱挽ライブ配信を実施

沖縄セルラー電話株式会社
KDDI株式会社

沖縄セルラーとKDDIは、琉球放送株式会社(本社:沖縄県那覇市、代表取締役社長:中村 一彦、以下RBC)と連携し、2024年10月13日に行われた「第54回那覇大綱挽」において、5Gスタンドアローン(以下 5G SA)(該当項目へジャンプします注1)商用ネットワークでSLA(上り下り帯域)(該当項目へジャンプします注2)保証型ネットワークスライシングを活用したライブ配信を、RBC公式サイト、アプリで実施しました。
5G SAスライシングによるライブ配信は、沖縄県で初めての取り組みとなります(該当項目へジャンプします注3)。

<ライブ配信の構成>

■実施の背景

従来、屋外イベントのライブ配信では、撮影現場に専用機器を搭載した中継車を配備し、大量のケーブル配線や複雑なオペレーションが必要でした。近年、4G‐LTE回線を利用したベストエフォート型の中継手段も活用されていますが、混雑するイベントでは映像中継に必要な通信品質の維持が難しいなど、安定した通信の確保が課題でした。
SLA保証型ネットワークスライシングでは、映像中継に必要な通信品質をエンド・ツー・エンド(該当項目へジャンプします注4)で安定的に提供し、映像中継が大幅に簡易化されるなど、専用機器の置き換えによるコスト削減が可能となります。特に、スマートフォンカメラを活用した映像中継では、新たな映像体験の提供が期待されます。

■実施概要

那覇大綱挽の中間地点(国道58号線 久茂地交差点)において、放送用カメラ、スマートフォンカメラの映像を5G SAでRBC本社に伝送し、番組制作に活用しました。上り・下りのSLA保証型ネットワークスライシングにより、観客などが利用するスマートフォンのネットワークと論理的に分離し、各映像中継に必要な通信品質を確保しました。
スマートフォンは、小型軽量の特性を生かし、通常の放送用カメラの設置が難しい沿道カメラとして使用できるため、今後、映像制作の幅が広がることが期待されます。

沖縄セルラーとKDDIは今後も、お客さまのDX推進や新たな体験価値の向上を目指し、検討を進めていきます。

(参考)

  1. 注1)5G基地局に、5G専用に開発したコアネットワーク設備を組み合わせるシステム。
  2. 注2)Service Level Agreementの略。
  3. 注3)2024年10月15日時点、沖縄セルラー調べ。
  4. 注4)データ送信元から受信先までの全過程のこと。
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