ニュースリリース

AIの社会実装に向け、Broadcomとネットワークインフラ技術で提携

~データセンターから家庭まで、AI活用を支える通信基盤の高度化を推進~

KDDI株式会社

KDDIは2026年10月22日、AIの社会実装に向け、Broadcom Inc.(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、President and CEO:Hock E. Tan、以下 Broadcom)とネットワークインフラ技術に関する技術提携(以下 本提携)を締結しました。

両社は本提携に基づき、GPU間ネットワークの光電融合(該当項目へジャンプします注1)の実現に取り組み、AIデータセンターの省電力化を目指します。同日から、電気信号を扱う半導体チップと光通信部品を効率的に連携させる「Co-Packaged Optics(該当項目へジャンプします注2)(以下 CPO)」技術の共同検証(以下 本検証)を開始します。
今後、両社は本検証の成果を踏まえ、KDDIのAIデータセンターにおいて、光電融合を実現するネットワークアーキテクチャの確立を目指します。

また、お客さまに最も近い宅内ブロードバンド領域においても、Broadcomの光電変換技術における知見を活用し、次世代FTTHへの移行を検討していきます。データセンターから家庭までを一体で捉えた通信環境の高度化により、ご家庭でもAIサービスを快適にご利用いただける環境や新たなAI体験の創出を目指します。

■背景

  • 近年、AIの普及に伴い、AIデータセンターでの学習・推論から家庭で利用するAIサービスまで、AIを支える通信インフラの重要性が高まっています。さらなるAI社会実装に向けて、データセンター内の高速・低消費電力な通信基盤と、データセンターと家庭を結ぶ広帯域・低遅延なネットワークの両立が重要となっています。
  • Broadcomは、AIデータセンターや通信機器向けの半導体・ネットワーク技術を有しています。
  • KDDIは、通信ネットワークやデータセンターの構築・運用を通じて培った技術や知見を有しています。AI前提社会において、データセンターや海底ケーブルなどのアセットとAPNや6Gなどの技術を融合し、陸海空すべてを網羅した全国低遅延網・AI計算資源基盤を構築する「デジタルベルト構想」を推進しています。

■本検証について

両社は、AIデータセンターにおけるGPU間ネットワークの光電融合に向け、CPO技術を活用したネットワークの省電力化に取り組みます。
本検証では、KDDIのAIデータセンターに検証環境を構築し、Broadcomが開発した最新世代のイーサネットスイッチング用チップ「Tomahawk 6」(該当項目へジャンプします注3)と光エンジン(該当項目へジャンプします注4)のモジュール「Davisson」を搭載したCPOスイッチを導入します。CPOスイッチによる消費電力の削減効果に加え、分散学習・推論を想定したデータ処理におけるパケットロス、輻輳制御、実効スループットなどの通信性能を評価します。

<従来の光トランシーバー搭載スイッチ>
<CPO技術搭載スイッチ>

本提携および本検証に関する展示を、2026年10月27日・28日に開催するKDDIグループ最大級のビジネスイベント「KDDI SUMMIT 2026」(会場:TAKANAWA GATEWAY Convention Center)において実施します。ご参加には事前登録(無料)が必要です。詳細・お申し込みは、「KDDI SUMMIT 2026」特設サイトからご登録ください。

  1. 注1)データ処理に使う電気信号と、高速・大容量のデータ伝送に適した光信号を組み合わせる技術。電気信号で伝送する距離を短くし、光信号を活用することで、通信に必要な電力を抑える。
  2. 注2)光電融合を実現する技術の1つ。データを処理するスイッチチップのすぐ近くに、電気信号と光信号を変換する光エンジンを配置することで、電気信号で伝送する距離を短くし、消費電力を抑える。
  3. 注3)Broadcomが開発した、単一チップで世界最高クラスとなる102.4Tbpsのスイッチング容量を実現する最新のイーサネットスイッチASIC。
  4. 注4)電気信号を光信号に変換する、あるいは光信号を電気信号に変換する機能を持つ、送受信デバイスを一体化した小型モジュール。
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